どの料理にどのお酒が合うのかしら〜。
せっかく美味しいものを食べるならそれに合うお酒を知りたいな〜。
ペアリングについて知ることで、料理の味が一層引き立ち、食事の幅が広がりますよ。
ドリンクのペアリングは、飲み物と料理の相性を理解し、より楽しい食事体験を創り出す重要な要素です。
この記事では、ドリンクのペアリングの基本についてご紹介し、料理との相性を探求します。
ペアリングの基本について詳しく紹介し、お酒別のペアリング例等を紹介しています。
では、ペアリングのコツをいくつかお伝えします!
ペアリング(Pairing)」とは
「ペアリング(Pairing)」という用語は、英語の「pair(一対)」から派生していて、料理と飲み物を「一対」として組み合わせる行為を指します。
つまり、特定の料理に合ったドリンクを選ぶことで、お互いの味が引き立ち、相乗効果を生み出すことを意味します。
ペアリングの基本
料理の特徴を理解
料理の味や風味を理解することが、適切なドリンクを選ぶ基本です。
料理が主に酸味、甘さ、辛さ、塩味などの特徴を持つかを把握し、それに合ったドリンクを見つけましょう。
相性の良い風味
ドリンクと料理の相性は、共通の風味や特性を持つことがポイントです。
例えば、フルーティーな料理にはフルーティーなドリンクが合うなど、似た特徴を持つ組み合わせを探しましょう。
アクセントを楽しむ
料理の味を引き立てるだけでなく、プラスアルファで新たな味わいやアクセントを加えるドリンクを見つけると楽しいです。
地域の組み合わせ
地域の伝統的な料理とその地域のお酒は、相性が良いことが多いです。
例えば、イタリア料理にはイタリアワイン、日本料理には日本酒など、地域の文化を考慮して組み合わせてみてください。
飲み物のアルコール度数を考慮
料理に合ったアルコール度数を選ぶことで、飲み物と料理のバランスを取ることができます。
料理が濃い味わいの場合は、フルボディなワインやウイスキーが合うかもしれません。
自分の好みを重視
ペアリングは主観的なものであり、自分の好みや感じる相性を重視することが大切です。
自分が楽しむことが一番のポイントです。
ペアリングは楽しい食事体験を創り出す上で重要な要素ですが、あまり頭を固くせずに好奇心を持ち、様々な組み合わせを試すことで自分だけのオリジナルなペアリングを見つけられるでしょう!
ドリンクの色別ペアリング
実はドリンクの色と料理の色の組み合わせにもよって、合う基準になったりします。
ドリンクの色とそれに合った一般的な料理の色を記載していますが、料理やドリンクによって異なる組み合わせがありますので、あくまで一般的なガイドとしてご参考ください。
ドリンクの色 | ペアリングに適した料理の色 |
---|---|
白(クリア) | シーフードや鶏肉の白身、サラダなど明るめの料理 |
ピンク、ローズ | 鶏肉、魚介類、サーモン、ビーツなど柔らかいピンク色の料理 |
レッド、ルビー | 赤身の肉、トマトベースの料理、赤いベリーなど濃い赤色の料理 |
オレンジ、ゴールド | カリフラワー、キャロット、オレンジ、ゴールドの料理 |
イエロー、アンバー | チキン、ターメリック、カリー、パスタなど黄色みのある料理 |
グリーン | グリーンサラダ、アスパラガス、ほうれん草、グリーンカレーなど |
ブラウン、アンバー | ステーキ、グリル野菜、チョコレート、コーヒーなど |
ブラック、ダークブラウン | 焦げ茶色の肉料理、ダークチョコレート、エスプレッソなど |
ブルー、パープル | ブルーベリー、アサイーボウル、ラベンダーなど |
色を合わせることで食卓がより華やかになったり、特別感を演出することができます。
また、見た目だけでなく、味わいや香りも考慮してペアリングすることで、食事の楽しみがより一層広がりますね。
ワインのペアリング
赤ワイン
タンニンが豊富で、肉の脂と相性が良いため、赤身の肉料理との組み合わせがよく合います。
その渋みが肉の旨みを引き出し、お互いの味わいが相乗効果を生み出します。
ステーキ、ラムチョップなどの赤身の肉料理パスタのボロネーゼソース、ハードチーズと相性○
白ワイン
フルーティーで軽やかな味わいが特徴的であり、魚介料理との相性が良いです。
酸味やフルーティーな香りが魚の爽やかな風味と調和し、料理の軽さを引き立てます。
魚介料理、特にサーモンやエビ、グリルした鶏肉、クリームソースのパスタ、軽めのチーズと相性○
ロゼワイン
赤ワインと白ワインの中間のスタイルであり、軽やかな果実味が特徴的です。
そのため、グリル野菜やシーフードなど、軽めの料理とよく合います。
グリル野菜やシーフード、季節のフルーツ、軽い鶏肉料理、軽いチーズがおすすめ
デザートワイン
甘口で風味豊かな味わいがあり、デザートとの相性が抜群です。
甘いデザートと合わせることで、お互いの甘さがバランスよく調和し、新たな味わいを楽しむことができます。
フルーツデザートやチョコレートデザート、キャラメルやクリームのデザート、ナッツやドライフルーツ、フルーツのソルベやアイスクリームと相性GOOD!
ビールのペアリング
ラガー
軽やかで爽やかな味わいが特徴的であり、ビールのさっぱりとした味わいが、油っぽい料理を引き立て、口の中をリフレッシュしてくれます。
ピザ、バーガー、フライドチキンなどのパブ料理や、グリル野菜、ポテトチップスと相性○
エール
フルーティーでホップの香りがあり、ビターな味わいが特徴的です。
そのため、ステーキやブレッドチーズなどのしっかりとした味わいの料理とよく合います。
ステーキ、ブレッドチーズ、ナッツ、チーズバーガーなどのしっかりとした味わいの料理と相性○
ペールエール
フルーティーで爽やかな味わいが特徴的であり、魚料理やサラダ、シーフードなどの軽めの料理と合います。
ビールのさわやかな香りが料理と調和し、軽快な食事を楽しむことができます。
魚料理、サラダ、シーフードなどの軽めの料理や、ハンバーガーやサンドイッチなどの軽食と相性GOOD!
IPA
強いホップの風味と苦みが特徴的であり、しっかりとした味わいの料理とよく合います。
ホップの苦みが料理の味を引き締め、刺激的な組み合わせを生み出しますよ。
スパイシーな料理やカレー、シーフード、ピザなどのフレーバフルな料理と相性○
スタウト
コーヒーやチョコレートのような香りと濃厚な味わいが特徴的であり、豊かな風味と相まって、濃厚な料理と合います。
チョコレートデザート、ステーキ、バーベキュー、ベーコンなどの濃厚な味わいの料理と合います。
日本酒のペアリング
甘口の日本酒
フルーティーで柔らかな味わいが特徴的です。
料理の旨みを引き立てるとともに、料理の辛味や塩味を和らげる効果があり、初めて日本酒を試す方にも飲みやすいと思います。
刺身や寿司、軽めの料理、甘辛い味付けの料理などと相性GOOD!
辛口の日本酒
キレのある味わいが特徴的で、スッキリとした後味があります。
料理の旨みを引き立てつつ、料理の油っぽさや濃厚な味わいを洗い流す効果があり、料理の味わいを引き締めるため、料理とのバランスを大切にしたい方はこちらがおすすめ。
天ぷらや焼き鳥、対照的な味わいの料理などと相性良し。
一般的なルールとしては、軽めの料理や甘辛い料理には甘口の日本酒を、
油っぽい料理や濃厚な味わいの料理には辛口の日本酒を合わせることが多いですね。
自分で選ぶのは難しい方にピッタリ!様々な組み合わせセットがあるから贈る人の好みやギフトの予算、所縁のある産地など、テーマごとに選びやすいのがとっても嬉しい!
ウイスキーのペアリング
シングルモルトウイスキー
フルーティーやフローラル、スモーキーなど、各蒸溜所の製法や使用する樽の種類によって個性が異なルのでそのフレーバーによって様々なペアリングを楽しめるでしょう。
チーズ、ダークチョコレート、シーフード料理、ナッツ、フルーツとの相性GOOD!
バーボンウイスキー
樽で熟成させることでバニラやオークのニュアンスを帯びることがあります。
また甘みやキャラメルの風味、スモーキーなものもあるのが特徴的です。この甘味が、様々なデザートや甘い料理とのペアリングにも適しています。
ステーキ、バーベキュー料理、バターショートブレッド、チョコデザートとの相性GOOD!
ジャパニーズウイスキー
軽やかな風味が特徴的であり、しっかりとしたコクとバランスの取れた味わいが特徴です。
この軽やかさが、特に刺身や和食との相性を高めています。
刺身、煮物、和風パスタ、梨やりんご桃、焼き鳥との相性○
ウイスキーは、スモーキーなペアリング、フルーティーなペアリング、甘口のペアリングなど、多様な風味を持っています。
料理によって最適なウイスキーの選び方が変わるため、自分の好みや料理の味わいに合わせて選んでみると楽しいでしょう。
結論
・食事の魅力を引き出し、新しい味わいを楽しめる。
・料理とドリンクの相性により、それぞれの味が相乗効果を生み出す。
・自分の好みや料理に合わせてドリンクを選ぶことで、食事がより楽しく、贅沢な体験となる。
最後に、今まであれこれ言いましたが自分が合うと思ったものを楽しむのが一番です!
ドリンクのペアリングを楽しむ際には、飲酒の適量を守り、安全に楽しみましょうね。
自分だけのオリジナルなペアリングを見つけて
楽しい食事体験と素敵なドリンクとの出会いをお楽しみください!
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